概要
Data Lakehouseとは
Data Lakehouseは、Databricks workspaceの分析層にあたるもので、Unity Catalogで管理され、Lakeflowによってデータが投入されるテーブルとビューで構成されます。Lakeflowは、取り込み、オーケストレーション、パイプライン管理を網羅するDatabricksのデータエンジニアリングサービス群です。AppKitアプリからは、これらのテーブルの読み取り、Lakeflow Jobsのトリガー、テーブルにデータを投入したパイプラインの「最終更新」タイムスタンプの表示が行えます。
Analytics プラグインはSQL warehouseからの読み取りを担当します(分析的な読み取りおよびパイプラインとデータ鮮度を参照)。Jobs プラグインは実行のトリガーと進捗の管理を担当します(Lakeflow Jobsを参照)。
Data Lakehouse を使うべきケース
- 収益、顧客、イベント、モデル出力といったキュレーション済みの分析データを読み取る必要がある場合。
- 数百万行のデータに対するダッシュボード形式の集計やリストビューを表示する場合。
- ユーザー操作をきっかけに、モデルの再学習、ETL、長時間のバックフィルを非同期で実行する場合。
使うべきでない場面
- ユーザーリクエストに対するサブ秒の読み取り(先行入力やオートコンプリートなど)。Lakebase Postgres を直接使うか、UC テーブルを同期テーブルとして Lakebase にレプリケートしてください。
- アプリからのトランザクション書き込み(注文、セッション、監査ログ)。Lakebase Postgres を使ってください。
- ガバナンスされたテーブルに対する自然言語での質問応答。Genie を使ってください。
また、パイプラインの作成、Spark の設定、クラスターのサイジングも対象外です。これらは Databricks workspace 内、または Declarative Automation Bundles を通じて行うデータエンジニアリングの作業です。
出発点となるテンプレートを選ぶ
どのテンプレートも、上記のページで説明した構成をまとめ、そのまま動作するパターンに仕上げたものです。
| やりたいこと | テンプレート |
|---|---|
| UC テーブルを Lakebase に複製して低レイテンシーで読み取る | Sync Tables (Autoscaling) |
| UC + Lakebase Change Data Feed + メダリオンパイプラインを一式構築する | Operational Data Analytics |
次のステップ
- 分析的な読み取り — Analytics プラグイン、SQL ファイル、on-behalf-of-user クエリについて。
- Lakeflow Jobs — Jobs プラグイン、
runNow、SSE による進捗通知について。 - パイプラインとデータ鮮度 — Analytics プラグインを利用した鮮度シグナルについて。